PhETの「直流回路キット」は、好きなように回路を作り、電流を可視化することができます。 URL:https://phet.colorado.edu/ja/simulations/circuit-construction-kit-dc 図は物理に登場するホイートストンブリッジ回路です。4つの抵抗を図のようにつなぎ、ブリッジ部分に電流が流れなければ左2つの抵抗値の比と右2つの抵抗値の比が一致するというものです。 教科書では「ブリッジ部分の電流を測る検流計の値が0になるように」右下の可変抵抗の抵抗値を決めるというように記述されていますが、自分でいじってみないと何を言っているのか分かりにくいです。図はちょうど右下を5Ωにしたところでブリッジ部分に電流が流れなくなったところで、どんな操作をしているかを(シミュレーションですが)実体験としてできるのが良いです。 回路の学習は本物を使うのが一番良いのでしょうが、これまでそういう授業をしたことがありません。班の分だけ回路を準備しなければいけませんし、何より電流が流れていることが電流計の針でしか見ることができないのがいまいち。 シミュレーションだとアニメーションで電流が流れている様子が分かりますし(電流値が大きくなると速く流れます)、抵抗値の変化に応じて電流が変化する様子もすぐ理解できます。 私は、物理基礎の「合成抵抗」、物理の「電位と電位差」、「キルヒホッフの法則」を学ぶのに使いました。